ポルガーの禁断の扉を開いてしまったのだ。
とにかくポルガーの扉は分厚い。6センチだ。一度その扉を開いたら当分は何もできなくなってしまうことだろう。始めちまったら最後だ。5334の問題に取り組む羽目になってしまうのだ。
現在500ほど解いたがまだ1割に満たない。問題は3手詰が大半を占める。やっていると実に楽しいときもある。はたまた実につまらないときもある。3手詰でも悩むときがあるのだから、この問題集がわたしにとって必要なことは確かだろう。
常に思うことだがチェスは実に明快でクリアだ。チェスの頂上は大変な境地であろう。しかしわれら大衆にもその頂上は遙か彼方ではあるが見えているのだ。靄がかかっているかもしれないが見えている。欧米人が好むであろう分かりやすさがあるのだ。
一方、シャンチーには理不尽さを感じるのだ。どうもクリアじゃない。その頂上は山々に隠れて見えない滝の中の隠れ里にあるようだ。大衆はその隠れ里の噂を耳にするだけだ。わたしがシャンチーとチェスを始めたのはシャンチーのほうが早いが同じようなものだ。それでこの結果だ。
ところでつい先日、Coffee Chinese Chess 0.6 というウェブ上でプログラムと対戦できまたウェブ上で棋譜再生をもできる Javaプログラムを見つけたのだ。
ただし残念ながら開発者のサイトは閉鎖しておりダウンロードすることはできない。しかし生きていた時期にダウンロードした人達による Coffee Chinese Chess 0.6 を貼り付けたページがたくさんあるのだ。その一つがこれだ。→ 「
Coffee Chinese Chess 0.6」 諸君もぜひ一度試してくれ。
強さのレベルは6段階だ。depth4 から depth9 まである。省略時は depth6 だ。わたしはこの depth6 と数回戦った。その半分は中盤までにわたしがよくなった。しかし手応えはあってこのソフトかなり指せると見た。負け続けて最後の1回でようやく勝ったのだ。その自慢話はまた別の機会にしたい。
この Java で作られたソフトは攻めも受けも大変しっかりしていた。しかしわたしが勝った回は途中から乱れ最後はおかしくなってしまった。急激によくできたのがその原因ではないかと分析している。
このソフトに何度も負けているときに感じたことだがシャンチーの終盤の攻めの手筋を学ばなければならないということだ。シャンチーでいうところの「殺法」の学習だ。しかし所司和晴さんの本にあるような簡単なものはもう必要ない。チェスではポルガーに捕まっているわたしだが、シャンチーのほうはもう少し難度の高い殺法を学ぼうと考え始めている。
ショー・シャンチェスの冒険
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COMMENT
夢の扉
gameknotも面白いですし、この本も興味あるのですが、ここまで手が回らんでしょう。
相掛かりも勉強しないといけませんし、シャンチーもあるし、どうしたらいいんだ、という感じです。
シャンチーソフトのページ、ご紹介いただいてありがとうございます。
順手砲直車対横車になるし、面白いです。
depth9は、ちょっとやる気がしませんね。
シャンチーでもポルガー本のような殺法、残局の本が欲しいところです。
でも、やっぱりポルガー本、気になるのでとりあえず買っときます。
Re: 夢の扉
将棋、シャンチー、チェス、囲碁のすべて四段を目指そうと思っています。四×4=16段。囲碁は将棋よりインフレ気味なので将棋の三段の難易度。シャンチーとチェスはレーティング2100点を目指すということになります。
depth9 はやる気がしなくて当然です。ただわたしの場合は他の作業をしながらやろうと思っています。
チェスの定跡やシャンチーの殺法・残局などもこのブログで取り上げたいとは思っていますがもう少し先になると思います。