チェスソフト(コンピュータチェス)には無料で優れたものがあるのだ。
今回はその辺りのレポートだ。市販ソフトでは Fritz が最高峰であるがフリーソフトでは
Crafty だそうだ。聞きかじりである。Crafty については以下の記述を見つけた。
『Craftyは、Robert Hyatt氏が開発したチェスエンジンであり、その原型となったのは、1983年から1989年まで世界コンピュータチェスチャンピオン(World Computer Chess Champion)の座に君臨していたCray Blitzである。現在の実力をインターネットチェスクラブ(ICC:Internet Chess Club)のレーティングとして記録された最高成績で見てみると、3,286(ブレット早指し)、3,388(ブリッツ早指し)、2,792(標準)という腕前だ。スウェーデンチェスコンピュータ協会(SSDF:Swedish Chess Computer Association)のレーティングでもCraftyは36位につけており、実力評価用のイロ(Elo)というレーティングでは2,616と評価されている。また2004年の世界コンピュータチェスチャンピオンシップでCraftyは4 位で終わっているが、3位のFritz 8とポイント的には同点であった。』
つまり、人間のグランドマスターよりも強いということだろう。(大雑把だな)
Crafty は無料で利用できる。ただし Crafty はチェスの思考エンジンでありインターフェース(GUI)が別途必要となる。それには
GNU XBoard の Windows版である WinBoard というものがある。
Windows用の実行ファイルは
Winboard Forum の
ここから入手可能だ。なお WinBoard には標準で
GNU Chess が入っているようだ。WinBoard は
シャンチーエンジンを入れればシャンチーも楽しめるようなのだ。また WinBoard には
日本語パッチが存在する。以上、足早に調べたので間違いがあるかも知れない。
GNU Chess の強さに関しては次のような記述があった。『インターネットチェスクラブには、GNU ChessをSGI Onyx R4400で実行したハンドル名MaxIIにより達成された記録として、ブリッツ早指しで2,500以上、標準で2,300以上というレーティングが残されている。』
Sjeng というのもあった。その強さに関する記述だ。『ゲームの腕前については、高速マシンで実行した場合のイロレーティングは2,750を越えるとされている。また通常ルール以外にも、バグハウス(bughouse)、クレイジーハウス(crazyhouse)、スーサイド(suicide)などの変則チェスでの対戦も行える。インタフェースプロトコルについてはCraftyやSjeng同様に、XBoardが使用できる。なおSSDFの番付を見ると、Sjengのレーティングは2,674と評価されている。』
という具合にこれ以上強くなくていいよぉというレベルの無料チェスソフトがわんさかなのである。今回の調査が参考になれば幸いである。
ショー・シャンチェスの冒険