振り飛車には急戦だ!
しかし急戦は概ね苦しくなるのだ。じゃ、急戦じゃダメだろ。いや、急戦はロマンだ!
というわけでわたしはある急戦派の友と「対振り飛車急戦倶楽部」を結成していた。といっても振り飛車を急戦でやっつけようじゃないか!わたしはやっつけたいのだ。やっつけられたらいいね。うん、ちょっと苦しいけどね..ってことに過ぎない。
今回は四間飛車が肴だ。わたしは最近では急戦を指すことがほとんど..いやまったくないが、対振り飛車の急戦は好きなのだ。四間飛車に対して有力だと思う急戦は2つある。1つは「4五歩早仕掛け」だ。これは細部までしっかり定跡化されているうえよい定跡書も多い。
もう1つは「棒銀」だ。渡辺明竜王の書籍「四間飛車破り【急戦編】 (最強将棋21)」が一番よいと思う。しかしわたしは4五歩早仕掛けはやらない。棒銀は今までたまにやって来た。
わたしが最も好むのは「青野定跡」なのである。一般には鷺宮定跡と呼ばれているが、わたしはこの呼称に納得していない。山田道美九段による「山田定跡」を正当に継承するのは青野定跡なのだ。
有力かどうかではなく好みで選んだ戦法だ。これを書いていて思いが蘇った。もう一度実戦で取り組んでみることにしよう。
山田定跡の著作はいくつかありすべて持っているが、好きな本は「青野照一のノックアウト四間飛車」だ。表紙のちょっと恥ずかしくてバカバカしい感じも好きなのだ。
ところで最近コメントで振り穴(四間穴熊)側からみて指されて嫌な戦法は何かと問われた。銀冠で手厚く指すか居飛車穴熊であるというまともな返事を書いた。あとで思ったのだが5七銀型の手厚い棒銀がやっかいだ。互角以上に戦えるはずだ。ご意見があればコメントに頼みたい。
ショー・シャンチェスの冒険
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COMMENT
セコンド
ノックアウト四間飛車は番外編での山田道美九段のセコンド姿のイラストが好きです。
Re: セコンド
山田道美九段のセコンド姿は気付きませんでした。いわれて見たら確かに。TシャツにYAMADAとも書いてありました。ジンときますね。
加藤一二三九段の対四間穴熊作戦は山田流から5五歩止めだったと思います。これもなかなか有力な気がします。
あと、勝又清和 vs 鈴木大介の将棋(鈴木勝ち)に現れた超急戦棒銀も検討に値すると思います。一度試されることをお勧めします。よく研究されて使えば穴熊強豪にも勝てる可能性があるのではないでしょうか。