駒磨きは楽しいのだ!
わたしは駒磨きが大好きなのだ。じじくさい?そう、若いころには想像できなかった楽しみだ。将棋の駒というものは使って磨けばなんともいい得ぬ味わいが生まれるのだ。
いい得ぬところを今回は特別にいうことにしよう。駒は使い磨き込んでいくと最初には見えなかった斑が浮かんでくる。そして駒木地がやがて澄んだ飴色に変化する。
杢のあるものはその模様が段々強くなり新たな色合いが浮かんでくる。見る角度によってはオレンジやグリーンの輝きを放つようになる。どうだ!幻想的だろう。
それに駒磨きはまるで写経でもしているかのよう。無になることができる。心を洗うことさえできるのだ。とにかく心が安らぐのだ。それは確かだ。そして使い磨かれた駒は持ち主の棋歴とともに更に育っていくのだ。
マイカーの洗車のような楽しみでもあるだろう。じいさんの盆栽いじりののような楽しみでもあるかも知れない。あるいは将棋の強豪にとってはイチローのバットやグラブに匹敵するかも知れない。そのような道具を慈しんで磨くのだ。
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COMMENT
野球少年
グラウンドのトンボがけなんてのも無心になれてよいですね。
Re: 野球少年